令和6年度 第37代会長 倉嶋 慶秀
令和6年度会長基本方針
太田商工会議所青年部
第37代会長 倉嶋 慶秀
《慈愛溢れる地域の未来を照らすために》
「人は人でしか磨かれない」という言葉が好きである。
人は運命に導かれ、悩み迷い、困難を乗り越え、愛する人の幸せを求めながら生きている。困難は自己研鑽を積む機会となり、自分の磨くべき大切な事を教えてくれる。そして、輝かしい未来への光を与えてくれる。
YEGに入会し青年経済人として活動する私たちは、仲間と共に目的を持って活動することで、互いに磨き合い、自己成長をすることが出来る。自分以外の誰かのために注がれた想いは、やがて慈愛へと昇華され、家族を守り企業の発展に繋がり、地域の未来を明るく照らすと信じている。
【組織力向上】
組織を構築する上で重要なことは、目的や計画を策定し、情報共有やチームワークなど様々な要素を組み合わせ、持続可能な組織を創り上げることであると考えます。そして、組織の根幹を担うのが総務であり、総務力が向上することによって組織は強くなります。今までの会議運営方法を抜本的に見直し、公式会議の電子化を目指すとともに、会議運営やルールの構築を進め議論の促進を図ります。また、YEG独自の優れたシステムであるエンジェルタッチの活用を高めることで、メンバー同士のコミュニケーションを密にし、更には未来を担うメンバーが、我々の活動を振り返ることが出来る仕組み作りを進めてまいります。YEG活動に家族との大切な時間を分けていただいているからこそ、タスクの明確化と会議を効果的に運営し、YEGの魅力を高めるブランディングに繋げてまいります。
【ブランディング】
ブランディングとは独自の価値を創造し、信頼や共感を得ることでその組織の向上を目指すことであると考えます。まずは、YEGの団体価値や太田YEGの存在価値を、地域の方々に知っていただくことから始めたいと思います。そして、組織価値が地域に認められることは、会員拡大に直結すると考えます。今後3年で60名以上のメンバーが卒業され、会員数は4分の3以下になってしまいます。今まで以上に地域から必要とされる団体として、地域経済の次代を担う仲間を一人でも多く増やす為に、広報を活用したブランディング活動を行い、相互研鑽と交流、活動意義を高めてまいります。また、ソーシャルネットワーキングサービスを通じて、自企業の強みを活かした広報ブランディングを学び、同業他社との違いを明確にし、企業の魅力向上を目指すことで、経済成長に望んでまいります。
【経世済民】
経済とは、「世を經め、民を済う」という経世済民に由来する言葉であります。私たちYEGに所属するメンバーは、企業を代表し入会しているからこそ、積極的に経済を学び企業の発展に努めなければならないと考えます。少子化と高齢化から派生する大きな問題から抜け出せない日本に於いて、青年経済人である我々が未来を見据えた経済を学び、自企業の発展を志し、日本経済を好循環に繋げることが必要不可欠です。
また、現代の株資本主義による経済は、本来の経世済民とは意味が異なるように感じる部分もありますが、世界から取り残されつつある日本経済の現状と政策を学ぶ必要があると考えます。更には、国際社会に立ち向かうべき企業発展による国家創りの一翼を担い、YEGの責務として政策提言活動を続ける必要があります。
【未来に向けた活動】
民間団体がつくる政策は、陳情や請願とは違い、中長期を見据えた提言が主流であると思っていました。しかし、令和元年度日本YEG政策提言委員会に出向させていただき、「YEGの政策とは、全国の仲間が抱える問題について調査研究を行い、日本商工会議所を通じて政府に提言を行う。まさに、近未来を変える為の提言」を行っていることを知りました。
太田YEGも近年、積極的に風会議を開催し、地域の抱える問題に対して政策提言を行ってまいりました。本年度も、経済成長の促進を望み、新たなイノベーションが起こせるような政策提言を検討してまいります。
更には、太田YEG創立35周年の記念事業などを通して地域の方と共に作り上げた事業のように、太田YEGが地域の皆様に必要とされる組織である為に、新たなチャレンジである「地域市民参加型事業」に取り組んでまいりたいと考えております。
【結びに】
令和7年度日本商工会議所青年部第45回全国大会「GUNMAいせさき大会」への準備がいよいよ始まります。私たちが夢に描いた、「GUNMAおおた大会」ではありません。夢に破れたのも事実です。ただ、同じ想いを描いた、伊勢崎YEGのメンバーが必死になって活動しています。私たちが託した夢の実現に向けて、群馬の仲間とともに全国大会の成功への道を歩みます。
出会いの数だけ、人が成長する機会となります。令和6年度は【慈愛溢れる未来へ】をテーマに、仲間との出会いに感謝し、互いに信念をもって活動することで、組織力向上、そして自己成長を目指す一年にしていきましょう。
(重点項目)
1．例会・事業・委員会への参加
2．慈愛溢れる未来を意識する活動
3．組織の魅力向上・ブランディングに繋がる活動
4．経済を意識する活動
5．会員拡大を実現する活動
6．エンジェルタッチの積極的な活用
7．出向者支援
（2024年度スローガン）
～慈愛溢れる地域の創造に向けて～
成長への道を歩もう夢の実現の為に
