8月30日(金)に経世済民委員会担当8月例会「魁!!経済塾~金融・政策の巻~」が太田商工会議所にて開催されました。
本年度、経世済民委員会は「経営、政策、経済」を中心とした例会を開催してまいります。今回の例会では、「物価高騰」をテーマに行いました。
第1部では、消防士からファイナンシャルプランナーへ転職をした異色の経歴をお持ちの 小嶋和也氏をお迎えし「金融の視点からの物価高騰について」をテーマにご講演をいただきました。
物価指数や為替変動などの基礎知識から、国内株式市場および海外株式市場の比較、昨今の株価・為替の乱高下の解説まで、多岐にわたるお話をいただきました。またこういった時代に個々人がどのような意識で、どういった対策を行っていくべきなのかについて、各種の実践的対策方法などを詳しく教えていただきました。
第2部では、笹川博義代議士をお迎えし、「政策の視点からの物価高騰について」についてご講演をいただきました。
国内からみた物価上昇の原因とその対策について、様々な観点から具体的なお話をいただきました。コストを抑えることで物価上昇に対応するという観点では、グローバルな物資の調達に必要な「外交」や「国防」「海外の治安」など、経済的側面だけではない広い視点でお話をいただきました。
また海外との比較のなかでは、米国と同じような政策をとるのではなく日本の特質にあわせた政策のあり方などがあることも教えていただきました。ほかにも各種給付制度や、DX化推進による業務効率化、金融リテラシー向上のための学校教育など、様々な国策のうえで国内物価上昇対策を進めていることを学ばせていただきました。講演後、参加者より活発に質問もあがり講師のお二人からは丁寧にご回答をいただきました。
当委員会では今後も「経営、政策、経済」の知識を豊かにし、自企業の発展に活かせることができるような例会を行ってまいります。引き続き宜しくお願い致します。